おはようございます。
トリップ大学のユウ(@tripppp_univ)です。私は現役クリエイター兼ネットショップ店長で、デザイナー・クリエイターを対象に、ブログで物販ビジネスについて解説しています。
現在、BASE(ベイス)の店舗数は、2022年1月時点で約170万店舗を突破しています。
参照:「BASE(ベイス)(ベイス)」のネットショップ開設数が170万ショップを突破
そんな、BASE(ベイス)でネットショップを開設したのはいいものの、「中々、売上が伸びなくて困っている」という方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、BASE(ベイス)の売上が伸びない理由や売上アップの方法、そして、売上アップにはInstagram(インスタグラム)との連携が有効であることについても説明していきます。
BASE(ベイス)の売上が伸びなくて悩んでいる方は、ぜひ、今回の記事の内容を実践してみてください。
目次
なぜ、BASE(ベイス)で売上が伸びないのか
BASE(ベイス)で売上が伸びない理由は主に下記の2点になります。
- 転換率(CVR)が低い
- 集客数が少ない
商品が中々売れなくて困っている場合は、この2点をまずは考えることが非常に重要です。
転換率とは?転換率を上げる対策は?
転換率とは、「ユーザのアクセスに対して商品が売れた割合」のことです。
CVR(コンバージョンレート)とも呼ばれ、下記の式で計算されます。
CVR[%]=注文数÷アクセス数×100
例えば、ネットショップに100人の人がアクセスして、購入した人が2人いた場合、CVRは、
CVR=2÷100×100=2%
となります。
CVRを高めることができれば、多くの人を集めなくても売上を伸ばすことができます。
また、CVRの向上は、「売れた」という実績につながり、ネットショップを続けるモチベーションアップにもつながります。
CVRを上げるには、まずは「分かりやすいショップ」にすることが重要です。
例えば、商品の購入や問い合わせまでの導線が分かりにくいと、それだけでユーザは離脱してしまいます。
また、ショップを運営している人がどのような人なのか分からなければ、購入をためらうユーザもいるかもしれません。
そのため、BASE(ベイス)管理画面のショップの説明に自社の紹介や、商品を販売する際に心がけていることを記載するなど、工夫することも重要です。
さらに、商品の画像の質も非常に大切です。
ネットショップでの商品を購入する場合、ユーザが商品の良し悪しを判断するのは、ほぼ、商品画像がメインとなります。
BASE(ベイス)では1商品につき20枚の画像を登録することができるので、可能な限り、多くの画像を使って商品の特徴を伝えるようにしましょう。
集客数とは?集客数を増やす対策は?
集客数とは、ネットショップを訪れた人の数(アクセス数)です。
たくさんの人に訪れてもらえれば、それだけ商品を見てくれる人も増え、売れる確率も高くなります。
ネットショップの売上を伸ばすためには、当然、多くの人を集めることも重要になってきます。
ただし、ただ集めたら良いわけではなく、先に説明したCVRとの両立が必要不可欠です。
集客ばかりしても、結局、CVRが伸びなければ商品の売上が伸びず、逆に集客に要したコストや時間が無駄になってしまいます。
では、BASE(ベイス)で集客数を増やすにはどうすれば良いのでしょうか?
例えば、WordPress *1 を使ってブログを運営して、そこからBASE(ベイス)のページに誘導したり、有料広告を使うという方法があります。
*1 WordPress :サイトの作成やブログの作成などができるCMS(コンテンツ管理システム)の1つで、無料のソフトウェアです。
しかし、一番効果的でBASE(ベイス)と相性が良いのが、SNSを活用した集客です。
BASE(ベイス)のオーナーを対象としたアンケートでも、95%以上のショップがSNSを活用していることが明らかになっています。
参照:「BASE(ベイス)」が初のオーナーズ調査を実施 – 個人・法人を問わずブランドを立ち上げる時代の流れが顕著に-
ネットショップは、特にSNSの中でもInstagram(インスタグラム)との相性が抜群です。
BASE(ベイス)でSNSを使って集客をするなら、Instagram(インスタグラム)を活用しましょう。
なぜネットショップの集客にInstagram(インスタグラム)が向くのか
では、なぜInstagram(インスタグラム)はネットショップの集客に向いているのでしょうか。
それには、3つの理由があります。
理由1:Instagram(インスタグラム)で購買決定をするユーザが増えている
1つ目の理由は「Instagram(インスタグラム)で購買決定をするユーザが増えている」ということです。
15~24歳を対象としたニッセイ基礎研究所の調査によると、ファッションや飲食店、観光地などの検索にInstagram(インスタグラム)が多く利用されていることが分かりました。
また、購買行動を起こす前に約31%の人が「Instagram(インスタグラム)内で他の投稿を検索し、口コミ等を調べる」と回答しています。
参照:「ググる」より「タグる」?-Z世代の情報処理に関する試論的考察
このように、Instagram(インスタグラム)を参考にして購買行動を起こす人が多くいることから、Instagram(インスタグラム)はネットショップの売上アップにつなげやすいSNSと言えるでしょう。
理由2:ユーザに商品の魅力を伝えやすい
2つ目の理由は、「ユーザに商品の魅力を伝えやすい」という点です。
商品の魅力を伝えるにも、文章だけで伝えることは中々難しいです。
しかし、Instagram(インスタグラム)ならば、画像や動画を使って、直感的に商品の魅力を伝えることができます。
そのため、分かりやすく質の良い画像を投稿できれば、集客につなげやすいです。
理由3:アプローチ方法が豊富
3つ目の理由は「アプローチ方法が豊富」という点です。
Instagram(インスタグラム)は画像・動画などのフィード投稿以外に、リールやストーリーズなどの機能が備わっています。
これらを上手く活用することでさらに、多様な方法でユーザへアプローチができます。
Instagram(インスタグラム)での集客と相性が良い企業の特徴は?
Instagram(インスタグラム)で集客をする際に、Instagram(インスタグラム)のユーザ層や利用目的と一致していれば、さらに集客の効果を高めることができます。
以下に、Instagram(インスタグラム)と特に相性が良い企業の特徴について説明します。
ターゲットが10代~20代の女性
Instagram(インスタグラム)は男女比率で見ると、男性35.3%、女性49.4%と女性の比率が多いです。
また、年代別で見ると特に10代~20代の利用が多く、総務省の調査結果によると、10代が69%、20代が68.1%となっています。
このため、10代~20代の女性をターゲットとした商品を扱っているような企業とは、特に相性が良いと言えるでしょう。
写真写りが良い商品を扱っている
Instagram(インスタグラム)は画像・動画をメインに投稿するSNSです。
そのため、見た目にインパクトのある投稿はユーザの目を引きやすいです。
俗にいう「映える」と言われるような投稿ができれば、多くのユーザを集客することができます。
アパレルや飲食店、ホテルなど見た目などで視覚的にアピールできる商品を扱っている場合、特に効果を発揮するでしょう。
趣味的な要素が強い商品を扱っている
トレンダーズ株式会社の行った「ユーザーモチベーション調査」によると、Instagram(インスタグラム)を利用する目的として「趣味関連の情報を知りたい」という人が約40%いるという結果が出ています。
参照:YouTube、Twitter、Instagram(インスタグラム)のユーザーモチベーションを調査/半数近くが「世の中の反応を見る」目的でTwitter検索
つまり、趣味と関連する商品を扱っているような企業であるならば、Instagram(インスタグラム)との相性も良いと言えます。
自分の趣味をハッシュタグで検索する人もいますし、興味のあるカテゴリーの投稿がおすすめに表示されることもあります。
以上のようにInstagram(インスタグラム)は自分の興味のある投稿を発見しやすいSNSです。
そのため、趣味に関する商品を扱っているだけで、ユーザの目に付きやすくなります。