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【物流】徹底解説! 悪質なAmazon代引きテロの回避・対策方法【完全保存版】

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おはようございます。
トリップ大学のユウ(@tripppp_univ)です。私は現役クリエイター兼ネットショップ店長で、デザイナー・クリエイターを対象に、ブログで物販ビジネスについて解説しています。

代引きテロ被害は、大きな損失と時間のロスに繋がります。
この記事では、Amazonで頻発している代引きテロの回避方法について解説しています。

 

 

代引き決済のメリット・デメリット

まずは、本題の「代引きテロの回避方法」の解説前に、
Amazonでの代引引換決済を導入するメリット・デメリットについて説明していきます。

 

メリット

  • 新規顧客獲得・売上アップにつながる
  • 購入者の不安払拭
  • 注文数増加率が約10%アップする

デメリット

  • 手数料が高い
  • 女性の一人暮らしなどには好まれない
  • 利用者も手間がかかる

 

代引引換決済のメリット

新規顧客獲得・売上アップにつながる

代引引換決済は、クレジットカード払いに不安のある人、クレジットカードを持っていない(利用できない)高齢者や若年層など新規顧客獲得につながる可能性があります。

また、SBペイメントサービス株式会社が実施した「ECサイト(物販サイト)における決済手段の利用実態に関するアンケート調査*1」によると、代引引換決済は、通販の決済方法の中で、クレジットカード決済・コンビニ決済についで、3番目に需要の高い決済方法(3.6%)です。

利用したい決済方法がなければ60%以上の人が購入しない

利用したい決済方法がない場合、「他のサイトで同じ商品を探して購入する」と回答した人は60%以上(物販サイト)です。

言い換えると、「利用したい決済方法がなければ、60%以上の人が購入しない」とも言えます。
つまり、需要のある決済方法を導入することで集客・売上アップにつながる可能性があります。


*1 ECサイトにおける決済手段の利用実態に関するアンケート調査
※物販サイト:洋服、靴などの身に付けるアクセサリー、化粧品、本、食料品、医薬品などを販売するECサイト
デジタルコンテンツサイト:電子書籍、動画視聴サービス、オンラインゲーム利用料、イベント参加費、会員費などを販売するECサイト

 

購入者の不安払拭(確実に商品を受け取ることができる)

代引引換決済では、商品と引き換えに代金を支払う必要があるため、購入者は商品を確実に受け取ることができます。

商品が確実に届くかどうか不安がある場合、代引引換決済は安心材料になります。

また、販売者にとっては、配送業者が商品を届けると同時に代金の集金を行うため、未収金の発生リスクが低いです。

注文数増加率が約10%アップする

Amazon出品コーチ*2からの提案によると、代引引換を導入することで、注文増加率9.9%、売上成長率8.2%が期待できるようです。

*2 Amazon出品コーチ
Amazonより販売向上のためのヒントやさまざまな提案がされます。

Amazon出品コーチは毎日更新され、在庫切れ商品や、FBA推奨商品等の販売向上の提案されます

 

代引引換決済のデメリット

手数料が高い

代引引換手数料は、300~500円/回くらいです。
取引回数が積み重なることでいつのまにか大きな負担となります。

女性には好まれない傾向にある

自宅の玄関先で商品と引き換えに代金の支払いとなるため、一人暮らしの女性は、抵抗感を感じることがあります。
また、ダイエット商品・美容(アンチエイジング)商品などは、誰にも知られたくない(見られたくない)といった傾向もあります。

購入者も何かと手間がかかる

一部の運送業者では代引引換決済の支払いをクレジットカード決済可能ですが、一般的には現金決済です。
また、現金を用意して自宅で待機する必要があり、不便さを感じる人もいます。

Amazonで代金引換(代引)を利用する条件

Amazonでは、誰でも代金引換(代引)の支払い方法を使えるわけではありません。
出品者が代金引換(代引決済)を利用するための条件は、以下のとおりです。

✅事前に代金引換利用規約*3に合意すること
✅大口出品者であること


*3 Amazon代金引換利用規約(一部抜粋)

代金引換決済は、購入者がAmazon.co.jpサイトを通じて注文した商品代金と配送料金に加えて、Amazon.co.jpが定める代金引換手数料を、配送業者を経由して出品者に現金で支払うことができる機能です。

出品者は代金引換決済機能を利用するにあたって、Amazon.co.jpの定める一定の条件を満たす必要があります。Amazon.co.jpは、その自由裁量により、出品者の代金引換決済機能利用の可否を決定します。

Amazon.co.jpにより代金引換決済機能の利用が認められた出品者においても、Amazon.co.jp は、その自由裁量により、いつでも、かかる出品者に対する代金引換決済機能の利用を一時的あるいは恒久的に取り消すことができ、また、代金引換決済機能の内容を変更または終了することができます。

出品者は、出品者の責任と費用において、Amazon.co.jpから提示される代金引換回収額(商品代金、配送料金およびAmazon.co.jpが定める代金引換手数料の合計額から購入者が先払いした金額を減じた金額を意味します)と同額の現金を、配送業者を通じて購入者から回収します。

購入者が代金引換決済を利用した注文について、Amazon.co.jpは当該代金引換回収額の回収と出品者への送金を行いません。出品者が何らかの事由により購入者から代金引換回収額を回収できない場合や、購入者が商品の受け取りを拒否した場合に関しては、Amazon.co.jpはその売上の損失等に関して一切の責任を負いません。

 

代金引換の利用を有効にするには

セラーセントラルの画面右上の「設定」⇒「出品用アカウント情報」をクリックします。

支払い方法の設定(コンビニ払い / 代金引換)をクリックします。

代引引換利用規約にあるAmazonの定める一定の条件を満たしていれば「代金引換を有効にする」が表示されます。
チェックを入れて有効化し、「送信」ボタンをクリックします。

代引き(代引引換)テロ回避・対策方法について

Amazonでの代引引換決済の導入のメリット・デメリットをご理解頂けたと思います。
それでは、本題のAmazonの「代引きテロ回避方法」を解説していきます。

代引きテロとは

カンタンに説明すると、代金引換で商品を大量に注文後、受け取り拒否・宛先不明(不備)・受取期間期限切れ等の理由により、繰り返し、キャンセル・返品する現象を言います。

Twitterで調査してみたところ、多くのセラーが被害にあっているようです。

 

https://twitter.com/M0406aS/status/1041930991621697536

 

代引きテロが発生する特徴・傾向

代引きテロの特徴は、以下のとおりです。

✅特定の商品に複数回代金引換で注文が入っている場合
✅同じ時間帯に複数回代金引換で注文が入っている場合

上記のようなケースは、極めて、代引きテロの可能性が高いです。要注意です。

代引きテロの犯人は中華系セラー?

一概には言えませんが、中国系の出品者が相乗りしてきた商品に、代引きテロが起こる傾向が比較的高いようです。

Amazonで商品を販売している日本人経営者が、Twitterで深刻な状況を吐露しています。
100件以上もの返品があり大きな損害を受けています。

代引きテロの損害費用

AmazonのFBAで代引引換の注文の場合、出荷後に注文キャンセルされた配送代引き手数料(257円~)は出品者負担となります。

Amazonでは、出荷後の注文キャンセルによる返金対応はしてもらえません。

配送代引き手数料は、1件では数百円のわずかな損失かもしれませんが、数百件単位で代引きテロの被害が発生した場合、数万円単位の損失となります。

つまり、売上が計上されないのに、配送代引き手数料だけが取られるわけです。

代引き(代引引換)テロ回避手順

結論から言うと、このような被害が増えている中、代金引換で販売しないことが一番の対策です。
現状、代金引換テロの被害にあった場合、出品者側が一方的に損害をかぶることになります。

Amazon運営側も代金引換テロの有効な対策がとれていない現状で、新規顧客の獲得や売上アップの可能性があるかもしれませんが、「代金引換」を支払い方法に入れるほうがよっぽどリスクが高いです。

代引引換の設定を「無効」にする:代引(代引引換)テロを未然に防ぐ一番の対策

前述で説明した「代金引換の利用を有効にするには」にある代引引換の設定を「無効(OFF)」にすることで、代引(代引引換)テロを未然に防ぐことができます。

しかし、AmazonのFBA に預けている商品は、上記の「代金引換」を無効(OFF)にしても、代引き(代金引換)注文可能です。

 

注意:FBA に預けている商品は、Amazon が提供するすべての決済方法で注文可能です。

 

FBA 商品を個別に代引き(代金引換)設定を無効にする方法

FBA商品の「代引きテロ」を防げないわけではありません。
それは、該当する FBA 商品を個別に代引き(代金引換)設定を無効(OFF)にすることです。

FBA 商品を代引き(代金引換)設定を無効にする手順

商品ごとに、代引き(代金引換)のチェックを無効(OFF)にすることにより「代引テロ」を防ぐことができます。

商品編集画面で「詳細表示」を有効にします。

 

商品編集画面下にある「支払い方法のオプション」の「代金引換」設定のチェックを 外すことで、
FBA商品であっても、代引き(代金引換)での注文ができないようになります。

※「代金引換」設定は、ある程度の販売実績がなければ、選択肢が出てきません。
表示されていない場合は、粛々と販売実績を積んでいきましょう。

最大注文個数を設定:大量注文してキャンセルする嫌がらせを防止対策

ある商品の全在庫を注文し、商品が到着前にキャンセルする悪質な嫌がらせをする方もいます。
在庫切れになると、Amazonでの検索順位が下がってしまうため大きな機会損失になります。

不正な注文を防止するためには、大量注文できないように最大注文個数を設定しておくのが効果的です。

 


注文できる個数を制限しておけば「代引きで大量注文後に、キャンセルする嫌がらせ」被害を最小限に抑えることができます。

まとめ:Amazonの代引テロと対策

今回は、Amazonの代引テロの対策を解説しました。

 

・FBA商品:個別に「代引不可」設定にする。
※ただし「代金引換」設定は、ある程度の販売実績がなければ、選択肢が出てきません。
・自己発送商品:代引き設定しない。

Amazonの「代引テロ」が、大きな損失と時間のロスになります。
代引テロ被害が撲滅することを願うばかりですね。

 

さいごに:代引テロを対策したいなら、物流倉庫・発送代行業者に見積を出してみよう


代引テロ対策で
「すべての商品をFBAを使わず自己発送したいけど、発送業務に時間と労力を割くことができない。」
って人のために、発送業務を外注化するのも選択肢の一つです。まず複数の業者に見積を出してみる事をオススメします。

想定見積よりも高かったり、安かったりする可能性が大きくあるので、まずは複数の業者から見積をとって市場相場を把握しましょう。

物流業務を外注化(業務委託)するには、発送代行業者や物流倉庫業者に依頼するのが一般的です。

発送代行業者や物流倉庫業者に委託できる業務内容は、物流倉庫に商品を預けて、購入されたお客様に商品を発送するまでの一連の作業を代行してくれます。

物流倉庫一括.jpに無料見積してみる

物流倉庫一括.jpは、国内最多の165社以上の有力会社が、商品ジャンル・出荷件数など、いろいろな条件で発送業務代行費を無料見積してくれます。まずは相談・問い合わせだけでも問題ありません。

特に費用も掛からず、問い合わせ時点で契約とはならないので、まずは、発送業務の外注化を検討している方は見積してみましょう。

 

 

Photo:geralt / Pixabay

 

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