おはようございます。
トリップ大学のユウ(@tripppp_univ)です。私は現役クリエイター兼ネットショップ店長で、デザイナー・クリエイターを対象に、ブログで物販ビジネスについて解説しています。
OEMやODMにより製品を生産を計画する際、
商社を挟まずに、直接現地の生産工場と契約する前の注意点について、解説していきます。
工場の下調べを入念に
まず最初に、その工場についてできるだけ下調べをしておきましょう。
理由は、出来上がりの品質やその他に不満が起こっても、すぐに生産工場を直接指導することが困難だからです。
理想としては、生産工場内の設備や環境をレポートにまとめて提出して貰うのが望ましいです。
輸出先の確認
同時に、その生産工場の製品の輸出先となる国を確認しておきましょう。
ここで大事なのが、アメリカやヨーロッパへの輸出実績ではなく、日本に輸出をしているかどうかです。
大手の小売り業者や大手メーカー(イオンやニトリなど)の製品を製造している工場であれば、品質や対応に信頼が置ける工場だと言えるでしょう。
上記のような工場は、一度に製造するロッド数が多いため、小さい取引は受けたがらない傾向があります。
ですが、季節や生産工場の稼働状況次第では交渉に応じてくれることがあります。
一度連絡をしてみる価値はあります。
もし、契約した生産工場に日本への輸出実績が無かった場合は、小額の取引から始めるのが無難です。
出来上がった製品の品質や梱包状況が分からないので、契約初期は、届いた商品を念入
りに確認しておきます。
最初からまとまった数の取引をする場合には、直接入荷せずに、一度外部の検品センターに製品を送りましょう。
多少費用はかかりますが、自信を持って自社の商品を販売していくためには欠かせない工程です。
生産工場の選定チェックポイント
最後に、生産工場を選定する際に確認する項目は、
・基本的情報
・設備、環境
・画像
の3点です。
基本的情報では、
・工場名(会社名)
・総従業員数
・住所と連絡先
・主に取り扱っている製品
・主な輸出国(日本であれば企業名も)
は必須です。
設備、環境については、
・空調設備
・防虫設備があるかどうか
・工場内と製品の清掃状況の確認
・工場内の照明設備の確認
・出来上がった製品の検査体制
(縫製品工場は、針管理を行っているか、どのように行っているかの確認、針管理台帳の有無)
まで、確認しておくと、契約後のトラブルが少なくなります。
最後の画像は、
・工場の外観
・各生産工程
・検品場
・梱包状況
を確認しましょう。
万が一、相手が画像を送って貰えない生産工場だった場合は、残念ですが契約をしない方が良いでしょう。
画像が全てではありませんが、画像の有無は、生産工場に誠意があるかの確認にもなります。
現地の工場との直接契約は、言葉や交渉など難しい面もありますが、契約が取れると費用面で大きなメリットに繋がります。
自社で販売したい商品と、現地の生産工場をしっかりと見定めてから交渉に臨んでください。
Photo:herbert2512 / Pixabay