おはようございます。
トリップ大学のユウ(@tripppp_univ)です。私は現役クリエイター兼ネットショップ店長で、デザイナー・クリエイターを対象に、ブログで物販ビジネスについて解説しています。
中国(義烏、広州)輸入、仕入れに行き詰まりを感じているショップ運営者に、
同じアジア圏である韓国(ソウル)輸入、仕入れのメリットを、
中国輸入、仕入れと比較しながら、カンタンにご紹介します。
韓国ソウルの2大市場
韓国を代表する買い付け場所は、
「南大門市場」と「東大門市場」です。
観光客にとっても、一番馴染みのある市場ではないでしょうか。
「南大門市場」は、ソウルの中心部の南倉洞一帯に広がってます。
革製品、食料品、アクセサリー、子供服、
衣類品、化粧品、民芸品など。
何でも揃っています。
「東大門市場」は、大韓民国ソウル特別市に位置します。
巨大なファッションビルが、30棟近く、建ち並んでいます。
南大門とは違い、各専門ジャンルごとに、ビルが分かれています。
その中でも、apm、デザイナースクラブ、ニューゾーンなどのビルは、
若い人向けのアパレル商品が豊富で、オススメな買い付け場所です。
商品原価は、約1.5倍
商品原価は、中国と比べて、
韓国は平均的に1.2倍〜1.5倍と考えてよいでしょう。
商品例:
中国:iPhone6スマホケース:
仕入れ価格100円
韓国:iPhone6スマホケース:
仕入れ価格120円〜150円
しかし、中国仕入れの場合は、不良率(歩留まりが悪い)が非常に高いです。
半分(50%)以上、不良品ということも多く見受けられます。
韓国仕入れの場合は、不良率(歩留まりが良い)は、非常に低いです。
ほとんどの場合、不良品が出ることはないでしょう。
そこで、次のようなケースで考えてみて下さい。
50%が不良品だった場合:
中国→10個中、そのうち、5個が不良品
韓国→不良品なし、商品価格150円
商品原価の比較:
中国:iPhone6スマホケース:
仕入れ価格100*10個=1,000円
商品原価:1000円/5個=200円
原価率:20%
※5個の不良品は、販売・返品不可。
韓国:iPhone6スマホケース:
仕入れ価格150円*10個=1,500円
商品原価:1500円/10個=150円
原価率:10%
不良品が多く発生すると、
結果的に、韓国仕入れの方が、原価率が低くなるケースが多くあります。
中国人と韓国人の国民性の違い
中国人は、社会的なマナーに欠けるところがあります。
特に義烏のサプライヤーは、日本人に対して、態度が悪い人が多いです。
一方、韓国人は、大変、人懐っこく、おもてなしの心があり、とても外交的です。
日本人と同じで、察する能力も高く(空気を読める)、より交渉もしやすいです。
素材、品質、デザインは洗練されている
韓国の商品は、洗練された生地が豊富にあり、品質、デザインがとてもよいです。
日本人のセンスに合ったデザインの商品がほとんどです。
ほぼ全店舗で、日本人のセンスに合ったデザインの商品を見つけることができるでしょう。
一方、中国で、日本人のセンスにあったデザインの商品を見つけ出すには、
巨大な問屋街を歩きまわって、数少ない日本人向けの商品を探す必要があり、
とても労力がかかります。
韓国(ソウル)輸入、仕入れのメリットまとめ
以上、韓国での輸入、仕入れのメリットは、いかがでしたか?
総括すると、
・不良品がなく、検品にかける時間や人件費を減らすことができます。
・交渉ストレスがなく、コミュニケーションコストが下がります。
・素材、品質、デザインが非常によいので、結果、クレームが減り、ショップの評価もあがります。
といったメリットがあります。
今回は、韓国輸入、仕入れをオススメしてきましたが、
もちろん、中国輸入、仕入れにも、多くのメリットがあります。
新たな仕入先として韓国での輸入、仕入れを開拓し、
販売戦略によって、中国と韓国、うまく使い分けるのが良いでしょう。
国内外問わず、多くの仕入れ先を確保することで、
物販ビジネスを長期的に安定させていくことが重要です。