おはようございます。
トリップ大学のユウ(@tripppp_univ)です。私は現役クリエイター兼ネットショップ店長で、デザイナー・クリエイターを対象に、ブログで物販ビジネスについて解説しています。
Amazonや楽天をはじめとするECサイトでは、商品を実際に手にとり確認することができる実店舗と異なります。
そのため、商品を効果的に売り込むために、ECサイトにおける商品画像は非常に重要な要素です。
消費者にとっては、商品画像が購入するか否かの重要な判断材料なのです。
今回は、中国輸入商品における商品画像撮影・制作について、解説していきます。
目次
タオバオ、アリババの掲載画像の無断転載のリスク
タオバオ、アリババの店舗は、 掲載画像の無断転載は禁止です
Amazonで販売している中国輸入商品は、
しかし、タオバオやアリババのほとんどの店舗は、
タオババやアリババの商品ページやタイトルに、
「盗图必究」という表記がある
ご注意ください。
画像引用元:https://www.1688.com
商品画像の引用を許可してくれる場合は、一部の卸売業者や工場などに
画像(商品画像)の無断転載は犯罪になります
「商品画像制作が面倒」、「素人が撮影した画像より見栄えがいい」といった理由などで、
タオバオやアリババの安易な商品画像の無断転載は、トラブルに発展するリスクが高いです。
知らず知らずのうちに法を犯していることになります。
絶対にやめましょう。
どうしても商品画像を使用したい場合は、
代行会社を通じて、「商品画像を使用し
売れる商品画像撮影の3つのポイント
タオバオやアリババのサイトから商品画像を使用することは、難しいということがご理解頂けたかとおもいます。
クリエイターやデザイナーの皆さんは、ぜひ、ご自身で撮影して商品画像を制作しましょう。
商品ページにおける商品画像の役割は、とても重要です。
商品画像のクオリティ、クリエイティブの仕上がり次第で、ECサイトの売上げに大きく影響してきます。
商品画像制作は、とても重要な作業工程です。
そこでECサイトにおける売れる商品画像撮影の3つのポイントをご紹介します。
1.窓辺の自然光など明るい場所で撮影する
明るすぎたり暗すぎたりすると、商品の全体像を再現することができません。
窓から差し込む自然光を利用するとよいでしょう。
2.商品の魅力をアピールする
商品を使っているシチュエーションをカンタンに想像できるように、撮影をしましょう。
たとえば、アクセサリーや衣類であれば、物撮りだけじゃなく、モデル着用シーンを必ず撮影しましょう。
実際に着用したときに、自分自身がどのように見えるのかを想像しやすくなります。
さらに、モデルを入れることで、ターゲットとなる客層を明示できます。
3.商品のセールスポイントやディテールが正確に伝わるように
商品のサイズ、カタチ、素材、そして質感など、
細部まで正確に、「わかりやすく」「セールスポイント」が伝わる画像を目指しましょう。
これらの3つのポイントを押さえて撮影しましょう。
補足:Amazonでの商品画像の基準
Amazonでは、商品画像を掲載する基準がいくつかあります。
特に重要な点を抜粋してお伝えします。
メイン画像
Amazonの商品ページで1枚目に掲載するメイン画像は、
カラーモード:「メイン画像の背景は純粋な白を使用してください。」
と規約に記載があります。
純粋な白とは、RGB値が (255, 255, 255)となります。
1枚目の商品画像は、撮影後に背景を白抜き画像加工をしましょう。
NG例
OK例
画像引用元:amazon.co.jp(画像の登録)
2枚目以降のサブ画像は、白の背景を推奨していますが、必須ではありません。
”売れる商品画像撮影の3つのポイント”で解説したとおり、商品の魅力やセールスポイントが伝わる画像を掲載しましょう。
画像サイズ
Amazonの商品ページに掲載する画像の推奨サイズは、
最小: 縦または横のどちらか長い側面が500ピクセル
最大: 縦または横のどちらか長い側面が2100ピクセル
と規約に記載されています。
商品ページ上でズーム機能を実現するためには、画像の最長辺のいずれかが1000ピクセル以上必要となります。
※服&ファッション小物・シューズ&バッグの場合は、ズーム機能の精度をより高める為に、1280ピクセル以上を推奨されています。
画像全体の商品が占める割合
Amazonの商品ページでは、画像全体の商品が占める割合は、
画像全体の85%以上を商品が占める必要があります。
と規約に記載されています。
NG例
OK例
画像引用元:amazon.co.jp(画像の登録)
画像比率
Amazonの商品ページに掲載する画像の推奨比率は、
規約に記載されているわけではありませんが、モバイル(スマホ)ファーストを意識した画像比率で作成しましょう。
現状のAmazonの商品ページのレイアウトでは、3:4の画像比率で作成すると良いでしょう。
スマートフォンで商品ページを閲覧した場合、
商品画像が画面にジャストフィットし、大きく写真を見せることができ、より魅力的に商品が見えます。
結果、売上げに大きく影響してきます。
NG例
OK例
Amazonでの商品画像の基準のまとめ
まとめると、
・画像の最長辺のいずれかが1000ピクセル以上
・画像全体の85%以上が商品が占める
・画像比率は、3:4が推奨
つまり、最低、813px:1000px(3:4)以上の画像サイズで、
画像全体の85%以上を商品が占めるように画像を制作しましょう
撮影代行サービス
商品撮影を自ら行うのもよいのですが、
他にも注力すべき作業が、物販ビジネスにはたくさんあります。
便利な撮影代行サービスを利用することも視野に入れてみましょう。
そこで、皆さんの時間を短縮してくれる撮影代行サービスを厳選してまとめました。
バーチャルイン
・1カット300円(税抜)
・1商品5カット1,000円(税抜)
・モデル撮影7カット1,000円~(税抜)
・無料お試し撮影あり
おまかせWEB商品撮影サービス(GMO)
スタンダードプラン
※4カット撮影に、背景白抜き加工がついたプランです。
10商品以上の場合
・1商品4カット 1,180円(税抜)
料金シミュレーション
・1商品4カット 10商品の場合:11,800円(1カットあたり295円)(税抜)
爆安写真館
・1カット200円(税抜)
料金シミュレーション
・1商品5カット 10商品 10,000円(1カットあたり200円)(税抜)
※カット数・商品数に制限なし
上記のとおり価格設定は業者ごとに異なります。
得意とする商品ジャンルも異なるでしょう。
サンプル画像で品質を十分に確認し、価格との見合いで、撮影業者を検討しましょう。
商品画像がネット通販の売上を大きく左右する
撮影業者から、撮影した画像が納品された後、画像を必ず加工する必要があります。
その理由は、ネット通販において、購入者は、商品を実際に手にとって見ることができません。
つまり、商品が衣服なら、商品画像で、質感やサイズ感を伝え、より魅力的に見せる必要があるでしょう。
魅力的な商品画像が、購買意欲を刺激し、購買という行動を起こすきっかけになるのです。
同じ商品を販売していたとしても、商品の魅せ方、品質によって売上が大きく変わるのは定説です。
商品画像作成をいかに時短できるか
前項で、商品の魅せ方、品質が重要なのをご理解頂けたかと思います。
しかし、商品画像編集作業は、通販サイトの運営において、もっとも時間もコストもかかる作業です。
例えば、
以下の条件で
・アパレル商材100型(1型あたりカラーバリエーション2色)
・1商品(1カラーバリエーション)あたり、5枚撮影
の必要がある場合
単純計算で、
100×2色×5枚=1,000枚
の画像加工が必要となります。
膨大
画像作成の外注化
手間のかかる膨大な画像加工作業は、
なるだけ早い段階で、クラウドソーシングの「ランサーズ」や「クラウドワークス」などの利用し、ご自身はディレクションに徹して、画像作成の業務を効率化していきましょう。
画像作成の内製化
外注に仕事を出す十分な売上がない場合でも、画像作成の業務の効率化は可能です。
Photoshopを使った画像作成のワークフローを効率化することもできるでしょう。
あるいは、ネット通販に特化した画像作成を時短できるバナープラスV2を導入検討するのもいいでしょう。
バナープラスV2は、作業を効率化したいプロのデザイナーにもオススメです。
ネット通販においては、圧倒的な時短が実現できます。
外注化、内製化、いずれの場合でも、ぜひ、画像作成の業務の効率化・自動化・半自動化を検討してみましょう。
商品画像作成をいかに時短できるかを常に考え、あなたにしかできないことに、もっと時間をかけましょう。
さいごに:購入者の心に刺さる商品画像を提供できているか
第一印象がすべて
売れ続けているヒット商品は、商品の「価値」「魅力」をお客様が購入しているのです。
その「価値」「魅力」がある商品であっても、お客様と商品が出会わなければ、購入されません。
ユーザ(お客様)は、ECサイトを訪れた際に、商品ページを継続して閲覧するかどうかを
「第一印象」で判断すると言われています。
その「第一印象」は、「商品画像」です。
継続して閲覧してもらうことにより、商品の「価値」「魅力」を理解してもらい、
はじめて、購入していただくことができるのです。
Amazon販売におけるメイン画像の重要性
みなさんは、日常的に、Photoshopを使ってWebページをデザインしたり、商品画像を作成しているでしょう。
PhotoShopを使った画像加工やHTMLの技術の表面的なデザインスキルでは売れるものも売れません。
例えば、Amazonの場合は、商品を購入するユーザ(お客様)は、ほとんどの場合、キーワード検索して、購入します。
検索結果の中で、数ある商品の中から「いかに選ばれるか(クリックされるか)」がとても重要です。
メイン画像は売上に大きく左右する重要な要素になりますので、特に、メイン画像は、購入者の心に刺さる商品画像を提供できるかが肝となります。
しっかりと画像を作りこんでください。
今まで説明したきたように、商品画像の重要性をご理解頂けたのではないでしょうか?
今回ご案内した「売れる商品画像撮影」「撮影代行サービス」「ネット通販に特化した画像作成ソフト」などを参考にして、ぜひ、商品画像制作にチャレンジしてみてください。
【クリエイティブ】成約率3倍UP!売れる画像の具体的な作り方・考え方【実例あり】
Photo:moleshko / Pixabay